この度はコロナ禍で困窮している学生支援の募金に賛同・ご協力を頂き、誠にありがとうございました。2月末から4月中旬までの約1か月半で、北鐘会員、応用化学コースの先生方を含む120名もの方から1403,000円もの温かい募金をお預かりしました。
この募金の使い途に関して北大の先生方を交えてGW前に議論をして第1弾の2年生への物理化学の教科書の贈呈(4月8日に贈呈済み)に続く、第2弾の支援について決定しました。
この議論に先立ち、今年度コース長である佐藤先生を中心に3年生から博士課程に至る全学生に生活困窮度とどんな支援が必要かのアンケートを取って頂きました。その結果、応用化学コースの学生のコロナ禍における生活の実態が明確になりました。
経済状況は各学年ともに格差が大きく、「大変悪い」、「悪い」と答えた学生は全体の1/3でしたが、学年の中では特に4年生と修士の学生の困窮度が高い実態がわかりました。
希望する支援の内容では、@食料、A現金、B教科書、が多く、2年生に贈った教科書は3年生には圧倒的な人気がありました。
この貴重なアンケート結果を元に先生方と議論した結果、 第2弾の支援は3年生(72名)、4年生(82名)全員に一人5,000円分の図書券を贈ることにしました。3年生には教科書が断トツの人気でしたが、もう既に教科書購入の時期ではないので教科書購入相当分の図書券を贈ることにしました。尚、この図書券には2年生に贈った教科書に添付した北鐘からの応援メッセージをプリントする予定です。
アンケートの記載の中にはオンライン授業等で同期に直接会ったり話が出来ない寂しさを訴える内容もあり、北鐘の先輩からの応援メッセージは励みになるものと思われます。
また、第3弾として残る修士、博士課程の学生には希望する学生に最も要望の高かった食料支援を実施することとし、修士(176名)、博士(63名)の合計239名の45%にあたる107名が、支援を希望していますので先生方と再度打ち合わせして支援内容を決める予定です。
第2弾の支援の実施と第3弾の支援内容の決定について6月中を目指しております。全ての支援の実施が完了しましたら、北鐘HP上で今回の学生支援の募金の収支も含めあらためてご報告させて頂きます。まずは、募金に御協力頂きました皆様への御礼と募金の使途に関する中間報告とさせて頂きます。
令和3年5月 北鐘会長 近藤伸一 |